令和6年8月23日(金)10時に「津波・高潮ステーション」に集合しました。大阪府西大阪治水事務所の施設で防潮堤や水門の津波・高潮防御施設の一元管理を行うところです。
場所は大阪メトロ阿波座駅より徒歩すぐです。
敷地内には「六軒屋閘門」という石碑がありました。
これは此花区の鼠島にあったようですが閘門の撤去・埋め立てによりこの地に移設されたそうです。
海抜0メートル地帯
大阪平野はもともと河内湾と呼ばれる湾が形成されていて、淀川・大和川により扇状地となり長い年月をかけて平野を形成しました。湾岸地域では昭和初期からの工業用水として多量の地下水くみ上げにより地盤沈下が起こり海抜0メートル地帯が出来ました。大阪府には約40k㎡の海抜0メートル地帯が広がり、約108万人の人々が生活しています。写真は過去に高潮が来た時の海面の高さで2階まで到達しています。
まずスライドにて大阪湾の高潮被害についての説明を受けました。
高波を模した高潮被害トンネル
三大台風の被害写真が展示されている。
室戸台風(昭和9年)死傷者:17898人、ジェーン台風(昭和25年)死傷者:21465人、第2室戸台風(昭和36年)死傷者:2165人と大阪に高潮による甚大な被害をもたらしました。
これらを教訓に高潮防災施設が整備され高潮による浸水被害を防いでいます。
高潮とは異なる津波の脅威
ここでは津波についての説明を受けました。
高潮と津波は発生の要因や周期、性質が全く異なります。
高潮は予測可能、津波は予測できません。
南海地震、東南海地震、東海地震が90年から150年ごとに起こっていることから近い将来必ず起こるということです。
その場合、津波の脅威が心配です。
ダイナキューブ「津波災害体感シアター」
前面・左右側面・床面に映像が映し出されるもので、津波の恐ろしさを体感しました。
非常持ち出し袋、家庭の備蓄品などの展示コーナー
日頃からの備えが必要です。
南海地震が発生した時の津波が到着する時間などが示されています。
最悪、御堂筋辺りまで津波は到達するそうです。
津波・高潮ステーションを後にして、12時より中之島センタービル31階「割烹うおまん中之島店」にて懇親会を開催しました。
小笠同窓会代表の音頭で乾杯
楽しく懇談しました。
参加者全員でパチリ(参加者23名)
中之島センタービル31階からの展望です。
左上が木津川、右上が安治川、左下が土佐堀川、右下が堂島川です。
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